東京都出身。愛知県豊橋市在住。東京藝術大学大学院音楽研究科声楽専攻修了。新国立劇場オペラ研修所第6期修了。2006年度文化庁新進芸術家海外留学制度1年派遣員としてイタリアに留学。第21回五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞しドイツ・イタリアに留学。「第3回マダム・バタフライ国際コンクールin長崎」第2位ほか、国内外の声楽コンクールにて受賞多数。
2008年プッチーニ作曲『蝶々夫人』ピンカートン役でプロデビュー。以後、東京二期会オペラ、三河市民オペラなど、各地で様々なオペラ公演に主演。またコンサートにおいても、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、ブランデンブルグ国立管弦楽団など、国内外のオーケストラと多数共演、ソロリサイタルも精力的に行っている他、サロンコンサートなど幅広いジャンルのコンサートにも出演多数。2020年のコロナ禍中にはオンラインコンサートを企画し、出演した。
メディアでは、2011年NHKドラマ「蝶々さん」にピンカートン役で出演。2016年にはディスククラシカよりファーストアルバムCD「CARUSO」をリリース。
海外では、2011年イタリア国立ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場のオーディションにて、全世界から700人を超える参加者の中からテノールとしてはただ1人合格し、モーツァルト作曲『魔笛』武士役・僧侶役、プッチーニ作曲『ジャンニ・スキッキ』リヌッチョ役を歌って国際デビューを果たす。以後、同劇場にはほぼ毎シーズン出演し、特に2015年秋のシーズンオープニング公演では同ジェノヴァ市を舞台としたオペラ、ヴェルディ作曲『シモン・ボッカネグラ』にガブリエーレ・アドルノ役で主演、公演の模様は全世界にライブ配信され高い評価を得て、2017年にはヴェルディ作曲『ドン・カルロ』のタイトルロールを演じた。2019年にはカザフスタンのアスタナ・オペラにゲスト歌手として同役で登場し、満場のスタンディング・オベーションで迎えられた。
国際的に歌手活動を続ける一方、世界トップクラスのアーティスト達との数多くの共演を通じて得た音楽経験、舞台経験を生かし、指揮者としての活動も開始。2018年より混声合唱団スコラ・カントールム・ナゴヤの常任指揮者に就任。また、後進の指導にも積極的に当たっているほか、プロ向けの舞台発音指導や、歌詞翻訳、オペラや音楽文化についての講演会など、幅広く活動を行なっている。